砥石を押さえているプレスのワッシャーの精度を上げたら良くなるか、試してみた。
作ったのはこんなもの。
元のワッシャーはこれ。
折角なので、精度よく削れるよう、ヤトイ治具を作ってワンチャックで裏表を削る方法を試した。
まずヤトイ治具の作成。
これはあえてここまでやる必要はないのだが、主軸テーパーに直接勘合させることにする。(一度やってみたかったので)
まず、複式刃物台にピックテストを載せて、送り方向とテーパー角度を合わせる。
テーパーを削るのは初めてなので、テーパーの当たりをチェックしてみる。
テーパー側に光明丹を薄く塗って、
主軸に嵌めて当たりを確認。
きれいに当たっているようだ。
あとはペーストは拭いて、主軸に嵌めて、ワークとの勘合部(Φ7.5とした)とネジ(M6)を加工。
次、ワッシャーの作成。
スクロールチャックで咥えて砥石側逃げと中心穴Φ7.5を加工。
チャックをヤトイ治具に入れ替えて、左勝手バイトで砥石当たり面と外周を加工。
M6キャップボルトの際まで削る。ボルト頭径はΦ10mm強、グラインダーの軸径は実測Φ12.53mmなので、削り残しは後で穴を広げる時に無くなる。
テーパー加工と面取り。
二枚作って組付けて振れ測定。
元のワッシャーで振れ全幅約0.6mm、新ワッシャーで全幅約0.2mm。
一桁減を期待したのだが、そこまではいかない。後はシャフト側の当たり面も修正するといいかも。
後はドレッシングしておしまい。
使いやすくはなった。振動も減った気がする。
そのうち反対側も作ろう。
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