チャックを付けるとこんな感じ
ちなみに、これまではこうしていた。
だめじゃないけど、押さえる位置がオフセットしているので強く締めると傾きそう。緩いとすべる。途中で旋盤工程が入るとフライスの芯出しはやり直しになる。
以下製作工程。
S45C黒皮Φ42の手持ちがあったので、金鋸で切って黒皮のまま4つ爪チャックで心出しして下側を切削。
ひっくり返して、チャックとの勘合部と内側穴を切削。
チャックとの勘合は、チャック側穴径がスクロールチャックΦ22.020、4つ爪チャックΦ22.012だったので、ジャスト22.00で仕上げる。(爪の当たりを修正してから、こういう精度が出しやすくなった。)
もう一回ひっくり返して穴の底の削り残した部分を落とす。(前工程できわまで削るとチャックも削っちゃうので)
フライスに載せて、下穴、面取り、M4タップ。
スクロールチャックはPCD28、M4X3穴、4つ爪チャックはPCD35、M4X4穴。
XY方向の芯をだして、穴位置でM0で止めて、Z方向は手動送り。
今回、PCDと穴数をパラメータで指定すると分割した座標で順番に止まるプログラムをつかった。
このプログラムはショックユニットのレンチを削るときに作ったものにちょっと手を入れた。この手の汎用プログラムを作っておくと、仕事が早い。その件はまた別途。
タップは最後まで動力で切るのは折れそうで怖いので、入り口だけ切って後から切り足す。
後はネジの貫通部のバリを取って本体完成。
折角だから、使い勝手がいいように保持金具も作る。
端材を漁るとSCM440のブロックがあったので、外周を整えてから下穴を開けて、
取付穴をエンドミルで掘って、
中心に分割用の穴を開けて、
メタルソーで切断
テーブルを削らないよう、アルミの端材を下に敷いて固定して平行を出して、
外径をエンドミルで削る。
クランプとエンドミルが近いので慎重に動作確認する。
粗取りと仕上げの2パスで削った。
エッジを落として出来上がり。
しっくり止まって気分良し。
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