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2019年10月22日火曜日

真空ポンプオイルフィルタ清掃

真空ポンプの調子が悪い。
入手してオーバーホールした時は-0.097MPa(G)まで下がっていたのが、本格的に使いだして暫くして、-0.06MPa(G)程度までしか下がらなくなった。
何回か分解-清掃-確認してみたが改善せず。
今日、再度分解してみて、シリンダー内のオイルが妙に少ないことに気付いた。
んー、オイルを吸ってないね、と、オイル経路をチェックする。
オイルフィルター部にパーツクリーナを吹いても、溜まったまま中に入っていかないことを発見。
詰まった真空ポンプオイルフィルター
見た目はそれほどでもないのだが、裏側に異物がびっちりついて完全に塞がっているようだ。

フィルターはこの位置。これは最初に分解した時の写真だが、フィルターに異物はないように見える。
真空ポンプのオイルフィルター位置

プッシュナットを外して、後ろから針金で押してフィルターの金網を外す。
取り外した真空ポンプのオイルフィルター

詰まった異物をピンセットと歯ブラシで取り除く。
異物はパーツクリーナでは取れない。
どうも、シールテープの破片のように見える。
きれいにしたフィルターを再組立。
真空ポンプのオイルフィルター再組立状態

負圧計を直結してテスト。
真空ポンプ動作試験

良いようです。
ここの所配管を色々いじくりまわしたので、潰れたシールテープの破片をポンプが吸い込んだかな。ということで、液体シールを使って配管をきっちり決めてフィルターも固定して、フィルターより上流は極力触らなくてよいようにした。
真空ポンプ配管状態

これで安心。







2019年10月21日月曜日

真空ポンプと果実酒瓶でオイルチェンジャーを作る。

真空ポンプと果実酒瓶を使って、車のエンジンオイル上抜きツールを作った。所謂オイルチェンジャー。
真空ポンプと果実酒瓶を使ったエンジンオイル上抜きツール


当初、ポリボトルに真空ポンプを繋いだら、車のエンジンオイル上抜きツールとして使えるんじゃないか、と考えた。
オイルポンプで汲み上げるよりシンプルでクリーンじゃないか?せっかく真空ポンプを持ってるし。
5Lのポリボトルにホースをつないでテストしてみる。
ポリボトルの減圧テスト


ありゃりゃ。あっけなく潰れる。一般的な容器は内圧には結構持つけど、減圧には弱いんだね。壁面が座屈しちゃう。
座屈させないためには肉厚を増やすのが良いわけだが、5L程度入る肉厚の容器はなかなか思いつかない。VP管で作るとか、調理用ボールを2個合わせにするとか色々考えた挙句思いついたのは、果実酒用瓶。これは容量もいい塩梅で、何より安い。
仕舞ってあったのを取り出して形状チェック。多分大丈夫。

オイルを入れたガラス瓶が割れたら後始末が大変なので、現物から寸法を拾って構造解析で強度を確認。ツールはFusion360。本当はガラスの強度をちゃんと見ようとするといろいろ大変なのだが、あくまでざっくりと。

①座屈モード確認、外から0.1MPaをかける。
ガラス瓶減圧時の座屈解析
降伏応力を20MPaとして安全率48.76、全然OK。

②応力確認。同じく外側から0.1MPaかける。
ガラス瓶減圧時の応力解析

圧縮最大応力2.2MPa、引張最大応力13.2MPa、安全率2は取りたいところだが、自分で使うので、まあ良しとする。実際には瓶の底は凸レンズ状に真ん中が厚くなっているが、モデルには反映していないし。

蓋はべニアで作って、
蓋用べニア板切削

蓋には丸穴を開けて、
PE蓋に丸穴開け

今回使った果実酒瓶の蓋の内側には、果実酒が発酵する時のガスが逃げる隙間を確保するためのリブが生えていて、密封するときに邪魔になる。これを切り落とすのに難儀したけど、カッターをバーナーで炙る簡易ヒートナイフでクリア。
PE蓋内部リブ


PE蓋内部リブ切除後

パッキンはシリコーンのエアホースを縦に裂いて瓶の口に嵌める。
エアホースによるパッキン


フィッティングのネジが短いので、べニアに固定するためのナットを旋盤で削る。
オイルチェンジャー部品一式


エンジンのオイルゲージホールに突っ込むホースは耐熱温度がぎりぎりいけそうなナイロン系の外径6mm内径4mmを使う。他、手持ち部品をくみあわせて、 
オイルチェンジャー組立状態

ホースをエンジンのオイルゲージホールに突っ込んでオイルを吸い上げる。
オイルチェンジャー使用状態

この状態でオイル約4Lが抜けるのに約25分。取り合えず用は果たすが、ちょっと時間かかりすぎ。5分くらいにしたい。
真空ポンプの調子が悪い、とか(直った)、いい加減なパッキンのエア漏れが大きい、とかチューブの抵抗が大きい、とか改善点が色々あるので、追って修正することにする。

オイルチェンジャー、というのだから、オイルを入れる方もこれでやれるんじゃない、ということで、吸い上げ用チューブを追加してコンプレッサーを繋いでオイルを入れるのもやってみたが、これは全然だめ。
オイルチェンジャーによるオイル充填テスト

オイルはまるで入らないわ、エアと一緒にオイルがぶくぶく漏れ出すわ、、、
まあこれは、普通に漏斗を使って流し込んだほうが手っ取り早いので、却下。爆発させたらたいへんだし。

2019年10月6日日曜日

真空ポンプで塗料のシンナーを飛ばす

前に修理屋さんからタッチアップ用塗料をもらったのだが、放置するうちにポリ容器の蓋が割れてシンナーが揮発して濃くなっていた。今回、塗装が一部浮いている所の補修を思い立ち、この間天井を張り替える時に買ったゴム糊用シンナーで薄めて使ったら、えらいことになった。
ゴム糊用シンナーを使ってぶつぶつの出た塗装面
こんな感じでぶつぶつになる。どうやらシンナーが強力過ぎて、先に塗った塗膜を溶かしてしまうようだ。うーん、困った。外車の補修用塗料は色を特注しなければならないので捨てちゃうのは惜しい。
しばし考えて思いついたのは、真空引きでシンナーを飛ばしてからラッカーシンナーで薄め直す、という方法。

セッティングはこんな感じ。
シンナー飛ばし用の真空ポンプセッティング

ジャム瓶の蓋に穴を開けてフィッティングを取り付け、瓶の中に塗料をポリ容器ごと入れて真空引き。

こんな具合でシンナーが揮発していく。




どろどろになるまでシンナーを飛ばしたら、買ってきたラッカーシンナーで薄め直す。
ついでに容器も入れ替えて、と。
詰め替え前後の補修用塗料容器


ぶつぶつは出なくなった。やっぱり筆塗りではそれほどきれいに仕上がらないが、まあ、さびが出る前に手を打てたのでよしとする。
シンナー入れ替え後の塗料での補修結果


一家に1台真空ポンプ。