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2020年1月19日日曜日

フライスの原点出し用コーンを作る

こんなものを作った。
先日作ったチャック取付アダプターを使う時に、チャック中心とフライス原点を合わせるための治具。フライスのコレットに咥えてチャック固定治具のセンター穴に押し付けると治具センターとフライスの主軸中心が一致する、というもの。
フライスで丸物の中心に原点を合わせるのは、手間がかかるのでちょっとおっくうだったが、これがあれば簡単。
フライスの原点出しコーン使用状態

単体はこれ。
フライスの原点出しコーン単体

(後端のへそは写真を撮った後で削った)
テーパー部と軸部の同芯度が欲しいので、ワンチャックで削る。
材料はS45C生材Φ25。
ちょっとチャックに対して突き出しが長すぎるので、無理をするとずれて同心度が狂うので、無理しないように削る。
(実は左勝手バイトで軸部を削っているときにワークがチャックからすっぽ抜けて飛んでしまった。まあ、そんな場合も仕上げ前ならもう一回咥え直して軸部とテーパー部を通しで削れば大丈夫)

製作過程は以下。
ブランクをスクロールチャックで咥えてテーパーアタッチメントで60度テーパーを削る。
製作過程1 テーパー部旋削

右勝手バイトと左勝手バイトでΦ12ストレート部を削る。 
製作過程2 軸部を右勝手バイトで削る

製作過程3 軸部とコーンの肩を左勝手バイトで削る

後端の面取を入れてから、 
製作過程4 軸部後端の面取り

突っ切り。 
製作過程5 突っ切り

本当は熱処理したほうがいいかもしれない。減るぐらい使ったらまた考えよう。




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