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2021年6月23日水曜日

超硬エンドミルの手研ぎ

 お気に入りのエンドミル。OSG AE-VML6x19。超硬鉄系用4枚刃不等リード。これを使うようになってからぐっと能率も仕上がりもよくなった。

本来、AE-VMS(ショート)のほうが条件が合う場合が多いが、ロングのほうが研ぎ代が多いのでお得感が強い。

上が新品、下が使い倒したもの。研いでは削りで19mmあった刃長が今は4mm程、使い切った感がうれしい。

エンドミル 新品と研いで使い倒したもの比較


知り合いから、手研ぎかい?どうやってるんだ?という質問があったので、手順を書いておく。

粗取りはダイヤモンドディスク。ホームセンターで安く売っているもの。これをグラインダーに取り付け。安物のグラインダーは振れが大きいのでワッシャーを自作して改善

ダイヤモンドディスクをグラインダーに取り付け

逃げ面を研いで、
逃げ面の粗取り


すくい面研いで、
すくい面の粗取り

スコヤで四つの刃の高さを確認、
スコヤで刃の高さを確認

の工程を、刃の高さが納得いくまでぐるぐるまわす。

仕上げは#1000のダイヤモンドやすりで。
仕上げ用ダイヤモンドやすり


仕上がりはこんな感じ。
研ぎ上がり状態
刃の形状やら研ぎ方の蘊蓄やら色々あるが、これが正解、と言えるほど掴んでいない。

この手の作業に老眼の友。
作業用拡大鏡

機械加工しているときはほとんどつけっぱなし。
この手の拡大鏡は色々あるが、レンズが小さめのほうが、周りも見えて便利な気がする。


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