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2018年4月4日水曜日

犬服を作る

直したミシンを使って犬服を作った。

家の犬の傷がちっともなおらない。冬に前足に痒い所が出来て、舐め続けて傷になった。
折角治りかけても痒いらしくてせっせと舐めるので、傷の修復速度が追い付かない。
舐めなければ治るだろう、ということで、
最初、包帯を巻いて、メッシュの包帯でカバーした。結局ずれて傷が見えてくる。
次、自己粘着性の包帯を巻いた。どうも蒸れて具合が良くないらしい。
その次、筒状の腕カバーを作った。寝てるうちにはずれてしまう。
単純に犬服を買えばいいんだが、買っても買ってもどうも体形が合わない。
長袖の犬服は結構難しいもので、体に合わないと拘束服のようになって、
階段から転げ落ちたりしてる。
これじゃあかわいそう、ということで、ぴったりの服を作ってやることにした。
体の寸法を測って3DCADで体のモデルを作って、
パーツに分けて平面に展開すれば何とかなるんじゃないか。
作って様子を見て寸法を補正していけば、そのうちぴったりになるだろう、という算段。


取り合えず、後ろ足は難しそうなので、前足だけサーフェスで作る。
こんなモデリングは慣れないので結構苦労する。

サーフェスを切り開いて、フラットキルトコマンドで平面に展開する。
(CADはProEWildfire5PE)
これがまた中々上手くいかない。
3次元曲面で展開時の歪が大きすぎると展開できないようだ。
細かめに分割して、後で合わせる時に繋がらない部分はごまかす。
展開した状態がこれ。ここまでくれば、後は何とかなる。


プリントアウトして型紙を作る。
これは腕の前側。胴とのつなぎ目が奇妙なRになった。
この曲線は2Dで考えたら中々導けないなぁ。

これは胴の下側。
上手く展開できなかったので、3分割してつなぎ目はごまかした。

 縫い代を付けて布を切り抜いて、ミシンで縫う。
(写真は無し。)
布は、取り合えず試作なので、ウエス箱から古いTシャツを探して使う。
初ミシンがニット地なのは、ちょっとハードルが高かったかも。

出来上がり。

まだまだちゃんとフィットしていないけど、実用上はOK。
数枚作って洗濯しながら着せている。
傷も概ね治ってきた。
もう少し寸法を追い込んで、四つ足の長Tシャツを作るのが次の目標。


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