家の犬の傷がちっともなおらない。冬に前足に痒い所が出来て、舐め続けて傷になった。
折角治りかけても痒いらしくてせっせと舐めるので、傷の修復速度が追い付かない。
舐めなければ治るだろう、ということで、
最初、包帯を巻いて、メッシュの包帯でカバーした。結局ずれて傷が見えてくる。
次、自己粘着性の包帯を巻いた。どうも蒸れて具合が良くないらしい。
その次、筒状の腕カバーを作った。寝てるうちにはずれてしまう。
単純に犬服を買えばいいんだが、買っても買ってもどうも体形が合わない。
長袖の犬服は結構難しいもので、体に合わないと拘束服のようになって、
階段から転げ落ちたりしてる。
これじゃあかわいそう、ということで、ぴったりの服を作ってやることにした。
体の寸法を測って3DCADで体のモデルを作って、
パーツに分けて平面に展開すれば何とかなるんじゃないか。
作って様子を見て寸法を補正していけば、そのうちぴったりになるだろう、という算段。
取り合えず、後ろ足は難しそうなので、前足だけサーフェスで作る。
こんなモデリングは慣れないので結構苦労する。
サーフェスを切り開いて、フラットキルトコマンドで平面に展開する。
(CADはProEWildfire5PE)
これがまた中々上手くいかない。
3次元曲面で展開時の歪が大きすぎると展開できないようだ。
細かめに分割して、後で合わせる時に繋がらない部分はごまかす。
展開した状態がこれ。ここまでくれば、後は何とかなる。
プリントアウトして型紙を作る。
これは腕の前側。胴とのつなぎ目が奇妙なRになった。
この曲線は2Dで考えたら中々導けないなぁ。
これは胴の下側。
上手く展開できなかったので、3分割してつなぎ目はごまかした。
縫い代を付けて布を切り抜いて、ミシンで縫う。
(写真は無し。)
布は、取り合えず試作なので、ウエス箱から古いTシャツを探して使う。
初ミシンがニット地なのは、ちょっとハードルが高かったかも。
出来上がり。
まだまだちゃんとフィットしていないけど、実用上はOK。
数枚作って洗濯しながら着せている。
傷も概ね治ってきた。
もう少し寸法を追い込んで、四つ足の長Tシャツを作るのが次の目標。
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