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2017年4月18日火曜日

フライス盤リードスクリュー改修



ここ2年ほどかけた削り仕事(もちろん趣味の)が中休みに入り、この機会に気になっていた問題点を修正していくことにした。先ずはXM-20のリードスクリューのガタから手を着ける。
MACH3(CAMソフト)のバックラッシ補正量はX軸0.35mm、Y軸0.42mm、Z軸0.05mm。
XM-20には一応バックラッシ調整がついてはいる(ネジ部にスリットが切ってあって調整ネジで引っ張る形式)が、そんなものでは追いつかない。
ボールねじを奢る手もあるが、なんか勿体無い。
それよりは、摩擦ねじのままちゃんとした調整機構を付けて、どこまでやれるか見てみたい。

ということで、現物の寸法をノギスで拾ってまずは設計。
概略は、以下。

リードスクリューとナットはMonotaroのφ12p2。元は14mmだったけどピッチを優先。(調整機構のスペースも稼げるし。)Wナットを回転させてガタを調整してプレートで押さえる方式とした。ナットとフライス本体の取り合いはオリジナルのまま。なるべく追加工はしたくない。
リードスクリューは外形φ12で、ML210の主軸に通らないので、延長シャフトを作ってリードスクリューに接着固定+ピン打ち。
軸の支持はアンギュラベアリング(7001)をWで使って
U-NUTで予圧調整。カップリングはA7005を削ってメタルソーでスリット入れ。



後はせっせと削って、こんな感じ。


ナット周り


組み立てて、試運転。
やはり、ナットとベアリングの芯出しが重要。芯が出てないと、バックラッシ&予圧を追い込んだ時に負荷が上がってステッピングモータが脱調する。
あーでもないこーでもないと弄り回して、とりあえず、バックラッシ補正量はX軸0.03mm、Y軸0.05mm。もう少し追い込めそうだが、きりがないのでこのくらいにしとく。




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